皆さん、こんにちは。神奈川県横須賀市を中心に、水道本管工事や給排水設備工事を行っている株式会社苅山設備です。
水道工事への転職を考えたとき、「資格も実務経験もない自分が応募してよいのだろうか」と不安になる方は少なくありません。仕事を始める前に、何か資格を取っておくべきだと考える人もいるでしょう。
結論からいうと、水道関係の仕事は、無資格・未経験から始めることができます。実務経験なしで受講できる講習や、年齢要件を満たせば受検できる資格もあります。
一方で、給水装置工事主任技術者のように、一定の実務経験がなければ受験できない資格も存在します。大切なのは、入社前に取れる資格と、働きながら目指す資格を分けて考えることです。
■水道工事は資格がなくても始められる
水道工事の現場には、資格がなければ担当できない作業がある一方、未経験者が補助から覚えられる仕事も多くあります。
たとえば、道具や資材の準備、作業場所の清掃、先輩の配管作業の補助、現場内の安全確認などです。こうした仕事を経験しながら、管の種類や工具の使い方、工事全体の流れを覚えていきます。
水道本管工事では、道路の掘削、配管、接続、埋め戻し、舗装復旧まで、複数の作業が連続します。最初から一人ですべてを行うことはありません。先輩の指示を受けながら少しずつ役割を増やし、必要な資格を取得した段階で重機操作や施工管理にも進んでいきます。
そのため、「資格がないから応募できない」と考える必要はありません。むしろ、実務経験が受験条件になっている資格もあるため、先に会社へ入り、経験を積む方が自然な順序といえます。
■実務経験なしで目指せる資格・講習

・玉掛け技能講習
玉掛けとは、クレーンで荷をつり上げる際に、ワイヤーロープなどを荷物に掛けたり外したりする作業です。
水道工事では、配管材や資機材をクレーンで移動させる場面があります。玉掛け技能講習には未経験者向けの受講区分があり、所定の学科・実技講習と修了試験を経て修了証を取得します。
現場で使う機会が多いため、入社後の早い段階で取得を目指しやすい資格の一つです。
・小型移動式クレーン運転技能講習
つり上げ荷重1トン以上5トン未満の小型移動式クレーンを運転する際に必要となる講習です。
こちらも未経験者向けの受講区分があります。玉掛けとセットで活用する場面が多く、配管や資材の積み下ろしを行う現場では実用性の高い資格です。
ただし、資格を取った直後から自由に機械を操作するわけではありません。現場の状況を確認し、経験者の指導を受けながら、安全な操作を身につける必要があります。
・2級土木施工管理技術検定の第一次検定
将来的に現場監督や施工管理を目指したい方には、2級土木施工管理技術検定の第一次検定も選択肢になります。
2026年度の第一次検定は、年度内に17歳以上になる人であれば、実務経験がなくても受検できます。合格すると「2級土木施工管理技士補」となり、施工管理の基礎知識を証明できます。
ただし、2級土木施工管理技士になるためには、第一次検定だけでなく第二次検定にも合格しなければなりません。第二次検定には所定の実務経験が必要です。
■実務経験が必要な主な水道関係の資格

・給水装置工事主任技術者
給水装置工事主任技術者は、配水管から分岐して住宅や建物へ水を届ける給水装置工事に関わる国家資格です。
試験を受けるには、給水装置工事に関する3年以上の実務経験が必要です。工事計画、現場監督、配管、給水用具の設置などの技術的な経験が対象となります。
見習い中であっても、実際に技術を身につけるために工事へ携わっていれば、実務経験に含まれる場合があります。一方、資材を運ぶだけの作業や事務だけでは、原則として対象になりません。
・水道布設工事監督者
水道布設工事監督者は、水道施設の新設や大規模な改造工事を技術面から監督する役割です。
試験を受けて取得する資格ではなく、学歴や専攻、保有資格、実務経験によって要件を満たします。横須賀市では、大学の土木系課程を卒業した人、1級土木施工管理技術検定に合格した人、長期間水道工事に従事した人など、複数の区分が定められています。
未経験からすぐに担える役割ではありませんが、水道本管工事の経験を積み、施工管理へ進むことで将来的に目指せます。
・土木施工管理技士の第二次検定
土木施工管理技士は、水道、道路、河川などの土木工事で、工程・品質・安全・原価などを管理するための国家資格です。
第一次検定は実務経験なしでも受検できますが、第二次検定には実務経験が求められます。2024年度から受検資格が見直され、学歴や指定学科に依存しない制度へ変わりました。2028年度までは旧制度も利用できる経過措置が設けられているため、受検する年度の手引を必ず確認しましょう。
■未経験者が資格を取るおすすめの順番
未経験者が最初から難しい資格ばかりを追いかけると、勉強した内容と現場の仕事が結びつかず、かえって遠回りになることがあります。
まずは普通自動車免許など、求人の応募条件になっている資格を確認します。そのうえで水道工事会社へ入り、道具の扱い方や施工の流れを覚えることが第一歩です。
入社後は、玉掛けや小型移動式クレーン、車両系建設機械など、担当する作業に必要な講習を順番に受けていきます。現場経験が増えてきたら、土木施工管理技士や給水装置工事主任技術者といった専門資格を目指します。
この順番であれば、資格の勉強で出てくる言葉を、実際の作業と結びつけて理解できます。取得した資格をすぐ現場で生かせることも大きな利点です。
まずは未経験から応募できる仕事内容を確認したい方は、採用情報をのぞいてみてください。
■資格取得支援のある会社を選ぶ
資格は取得して終わりではありません。現場で使いながら、できる仕事を増やしてこそ意味があります。
会社を選ぶ際は、受講料や受験料を負担してもらえるかだけでなく、資格取得後にどのような仕事を任せてもらえるかも確認しましょう。
未経験者の育成実績があるか、先輩から実技を教わる機会があるか、現場作業員から監督へ進めるか。このあたりまで見ておくと、入社後のキャリアを想像しやすくなります。
また、給水装置工事主任技術者などを目指す場合は、勤務先で担当する業務が実務経験として認められる可能性があるかも重要です。面接時に「将来この資格を取りたい」と伝え、経験の積み方を相談しておくとよいでしょう。
■苅山設備では8割が未経験からスタート
苅山設備では、スタッフの8割が未経験から仕事を始めています。研修や資格取得のサポートがあり、資格取得に必要な費用は会社が全額負担します。
現場作業員として水道本管工事や給排水工事を経験し、将来的に現場監督を目指すことも可能です。入社時点ですべての資格を持っている必要はありません。
まずは現場に入り、分からないことを一つずつ覚えること。そこから資格を取り、担当できる仕事を増やしていくのが、長く働ける技術者への近道です。
応募条件や資格取得支援について聞いてみたい方は、まだ応募を決めていなくてもお気軽にお問い合わせください。
■まとめ
水道関係の仕事には、実務経験なしで受けられる講習や検定があります。一方、給水装置工事主任技術者や水道布設工事監督者など、現場経験を積んでから目指す資格も少なくありません。
そのため、未経験者がすべての資格をそろえてから転職する必要はありません。資格取得支援のある会社へ入り、仕事を覚えながら必要な資格を取っていく方が、現実的で無理のない進み方です。
資格も経験もないけれど、水道の仕事に興味がある。そんな方は、苅山設備の採用情報をご確認ください。

